おなかの調子がすぐれない方や検診で「精密(再)検査が必要」と言われた方、当院では上部(胃・食道)内視鏡は口からだけでなくオエッとなりにくい鼻からの内視鏡も行っています。
また、下部(大腸)内視鏡は、ご希望なさる方には、麻酔を併用した苦痛の少ない検査を行います。
大腸の病気(潰瘍、ポリープ、がん等)を診断するために、肛門から直径13mmの内視鏡を挿入して、大腸全体を直接観察する検査です。
病変が見つかった場合、必要に応じて組織検査のために病変の一部を採取したり、ポリープや早期がんの切除、出血病変に対する治療などを行うこともあります。
- この検査を行うためには、大腸の中に便が残っていないようにしなければなりません。検査予約の際に伝えられる指示に従って準備をしてください。下剤内服中に異常を感じた場合は必ずスタッフに知らせるか、自宅での内服中の方はクリニックに連絡してください。
- 大腸の長さは人により様々で、ねじれ具合や癒着の有無によって痛みや苦しみが生じる可能性があります。苦痛を少なく行うために、ご希望の方には鎮痛剤や鎮静剤(麻酔)を使用します。ご希望なさらない場合は申し出てください。
- 検査終了後、およそ1~2時間ベッド上で休憩していただきます。鎮静剤(麻酔)の影響が残ることもありますので、自動車、バイク、自転車などの運転は絶対おやめください。
- 内視鏡の挿入中の合併症には、穿孔(0.04%)が挙げられます。
- ポリープの切除による合併症としては、出血(0.97%)、穿孔(0.02%)が挙げられますが、出血の可能性の高いものや大きいものは入院施設を備えた病院をご紹介することがあります。また、このような合併症は検査中に限らず、検査後7~10日後くらいでも発症することもありますので、検査後の注意事項をきちんと守っていただくとともに、異常を感じた場合にはクリニックにご連絡ください。
ご質問等がございましたら、ご来院いただくか、お気軽にお電話にてお問い合わせください。